題名:吹替映画大辞典
発行元:三一書房
作者;とりみき&吹替同好会
第一刷発行:1995年10月1日(絶版)
この本はそれまで付録として見て来られなかった洋画の吹替えについて、それまで、声優といえばアニメとしか語られなかったところを洋画の吹替えという面からクローズアップすることを狙いとしているようです。
第一章では「誰もが知っている吹替え王者」ということで20人をピックアップ。ここで10人だけ紹介すると、
広川太一郎、羽佐間道夫、野沢那智、中村正、矢島正明、大塚周夫、森山周一郎、山田康雄、納谷悟朗、池田昌子
皆様、ご存知の方ばかりでしょう~。
この20人には入らなかったのが富山さんだったわけですが、著者はこのように、語っています。
--(以下引用)----
「アニメでも『宇宙戦艦ヤマト』の古代進と『タイムボカン』の解説hしようでその守備範囲はおそらくNo.1で、頭脳明晰もバカもクールも気弱もおとなしいのも残酷なのもなんでもこなせない役はない。
オロオロぐちばかりのウディ=アレン
減らず口叩きまくりのエディ=マーフィ
熱血漢ロビン=ウィリアムズと
精神薄弱役のダスティン(レインマン)
これが全部うまいなんてほんとどうにかしてる。さらに富山の凄さは前述のような
大スターを片っ端から片付けていながら、いまだにどうでもいいようなチョイ役も平気でやっていることだ。もうおわかりだろう。第一章の候補に最後まで残ったのが彼だったのだ」
--(以上)----
そうなのよ~そうなのよ~
この献辞を読んで、膝を何回も叩かずにはおれませんでした~。
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