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映画:「There Will Be Blood 」(2007)
カテゴリ: 01.映画感想
■タイトル:「There Will Be Blood 」(2007)
■鑑賞日:2008年 5月 4日
■ジャンル:ドラマ
■お薦め度:★★★★☆(4/5)
第80回アカデミー主演男優賞受賞のダニエル・デイ・ルイスの怪演が見もの!

■関連リンク:
オフィシャルサイト(日本)
Internet Movie Database

There will be blad There will be blad チラシ裏





■監督:
Paul Thomas Anderson

■脚本:
Paul Thomas Anderson (screenplay)

■原作:
Upton Sinclair "oil"

■音楽:
Jonny Greenwood

■主演:
Daniel Day-Lewis ... Daniel Plainview
Dillon Freasier ... Young H.W. Plainview (息子)
Russell Harvard ... Adult H.W. Plainview
Harrison Taylor ... Baby H.W. Plainview
Stockton Taylor ... Baby H.W. Plainview

Kevin J. O'Connor ... Henry Brands (ダニエルの弟)
Ciaran Hinds ... Fletcher Hamilton
Barry Del Sherman ... H.B. Ailman
Colleen Foy ... Adult Mary Sunday
Paul F. Tompkins ... Prescott
Kevin Breznahan ... Signal Hill Man
Jim Meskimen ... Signal Hill Married Man
Erica Sullivan ... Signal Hill Woman
Randall Carver ... Mr. Bankside
Coco Leigh ... Mrs. Bankside
Paul Dano ... Paul Sunday / Eli Sunday
 (★「リトル・ミスサンシャイン」で注目、今後も注目)
Sydney McCallister ... Young Mary Sunday (息子の嫁)
David Willis ... Abel Sunday (息子の嫁)
Christine Olejniczak ... Mother Sunday
Kellie Hill ... Ruth Sunday
James Downey ... Al Rose
Dan Swallow ... Gene Blaize
Robert Arber ... Charlie Wrightsman
Bob Bell ... Geologist
David Williams ... Ben Blaut
Irene G. Hunter ... Mrs. Hunter
Hope Elizabeth Reeves ... Elizabeth
John Chitwood ... Little Boston Doctor
David Warshofsky ... H.M. Tilford
Tom Doyle ... J.J. Carter
Colton Woodward ... William Bandy
John Burton ... L.P. Clair
Hans Howes ... Mr. Bandy (最後まで地上げできなかった土地の地主)
Robert Hills ... H.W. Plainview's Interpreter
Rev. Bob Bock ... Priest

■プロット:
 最初は銀や金を細々掘って暮らしていたダニエル・プレインビューが、「石油」採掘に乗り出す。彼は、土地の利権を買い、次々と油田を掘り当て成功する。そんな中、「情報を買ってほしい」という青年が現れて、カリフォルニア州Coyote Hillsに大きな油田があることを知る。彼は、その場所に出向くが、そこにはその青年の兄、イーライがおり、石油が出た暁には、自分の第3啓示教会に5000ドル寄付するように要請し、油田の祝福の際には、自分のことを讃えるようにダニエルに要請する。
 ダニエルはイーライの要請には応じなかった。そんなダニエルに、油田では事故が相次ぐ。一番の打撃は油田で火災が発生し、そのときの爆発で、息子のH.Wの耳が聞こえなくなったことだった。ここから、ダニエルの中で何かが崩れ始めた。

(以降ネタばれあり)

■私的見所:
1.テーマとか構成とか・・・・
 (1)作品にこめられた思い(テーマ)- 4点/5点
 (2)作品の世界観への案内方法(ガイダンス要因)- 3点/5点
 (3)作品の展開/キーワードの持ち方(トリック要因)- 3点/5点

2.表現とか・・・・
 (1)映像は1に合っているか- 4点/5点
 (2)脚本や演出は1に合っているか-  4点/5点
 (3)音楽は1に合っているか-  5点/5点 
 
 ダニエル・デイ・ルイス・・・・すごいです。19世紀後半から20世紀までに成功した石油王のオーラを身にまとっている感じがします。私は土地と戦いながら、のし上がった人とは会ったことがないのですが、きっとダニエル・デイ・ルイスが演じたダニエルのような人ではないか・・・と思うわけですよね。
 
 最初はダニエルの事業は順調に進んでいくわけですが、コヨーテヒルに来て、狂信的な宗教の指導者イーライ(eli)に出会い、事故が相次ぎ、段々彼の中の何かが崩れていきます。今まで、彼は平衡を保っていたのに、イーライの出現でそれがどんどんずれていきます。
 
 「俺は人の中に悪を見る」
 
 彼はイーライの中に自己誇大妄想癖があり、小さな共同体であるからこそ、その誇大妄想癖が維持されていることを知っています。そのイーライの中に眠るその「悪」を毛嫌いし、彼の傲慢な要請を悉く跳ね除けるのですが、油田で大きな事故が起こったこと、パイプラインを通す土地の地主バンディに自分の犯した人殺し(弟と名乗出るが、実の弟は既に死亡していた。ダニエルが殺したのは、偽の弟)を知られ、止むを得ず、イーライの第3啓示教会に入信することになります。
 
 ここで描かれるイーライとダニエルの確執がすごいです。
 
 イーライは若いのにいつも平静を装っています。なんとなく厚顔無恥に思えるんですよね。その厚顔無恥さに苛立つダニエルも、心の動揺を見せないように振舞っている。この燃えるような確執を見れる場面というのは、現実の場面でもないのでは・・・・と思うくらいすごいです。
 
 ところで、原題の「There will Be Blad」というのはいったいどこから来たのでしょうか。
 
 ・実際には息子ではなかったH.W
 ・弟と名乗りをあげたヘンリー
 ・なぜか死んだはずの幼い弟の写真に瓜二つなイーライ
 
 成功した男に集まってくる人間の欲の塊をBloodとしたのでしょうか。
 彼らの殺害の現場(息子は除く)には、おびただしくどす黒い血液が流れます。そのどす黒い血は原油にも見えなくはありません。最後まで見ていると、ダニエルは、石油にまみれているように見えて、労働者や近親者の血にまみれているのではないかと思ってしまいます。
 
 シリアスなのに、どこかユーモラスを感じてしまう最後の幕切れを飾るのは、ブラームスのバイオリン協奏曲第3楽章。あのエンディングのシーンだけは目にやきついて、忘れることができそうにもありません。


 
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編集 / 2008.05.04 / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
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今、ここにいる自分、明日どこかにいる自分、そんな自分の合計が一生になっちまうんですねぇ~。














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