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Rep:板橋克己さんのイラスト展「恒河沙」とトークショー
カテゴリ: 07.イベント
 杉並区アニメーションミュージアムで開催されたアニメ化30周年記念「銀河鉄道999の世界展」で、宇宙戦艦ヤマト、999などの松本作品でメカデザイナーを担当された板橋克己さんのイラスト展「恒河沙」が開催されています。

■開催期間:2008年7月30日(水)~8月17日(日)
■場所:杉並区アニメーションミュージアム
■チラシ

板橋克己展

オフィシャルサイト
■関連リンク:Rep:板橋克己さんの個展「『恒河沙』

 8月9日15時~開催された板橋克己さんのトークショーに参加してきました!!そのタイトルも、「メカデザイナーが語る999号の謎」。

  この日は、もともと神奈川で待ち合わせがあったので、16時30分に終了というのにも関わらず、16時20分というビミョーな時間に出なければいけませんでした。でも、「貴重なお話を聞ける機会はほとんどなーい」ってことで、ぎりぎりまで粘りました。

 8月9日15時~開催された板橋克己さんのトークショーに参加してきました!!そのタイトルも、「メカデザイナーが語る999号の謎」。
 
 さて、トーク開始の定刻、15時になるとひょろりと背の高い板橋氏が現れました。ファンクラブの方がトークの相方を担当するトークショー形式でトークを開始。スクリーンには、数々の作品が投影されています。それは、板橋先生が、デビュー当時から書きためてきた設定やらイラストやら、幼少の頃に興味のあったものなど、ファンにとっては板橋先生の魅力の秘密を覗くようなそんな映像でした。メラビアンの法則じゃありませんが、音声と話の内容だけではなく、目にもお土産があると、話ってわかりやすいですね。





■設定ポリシーは?

  さて、板橋先生のメカの設定のポリシーとは?
 
 「かっこいいこと」だそうです。いかにかっこよく描くかにこだわっているそうです。
 
 そして、スクリーンには、なにやら水道管の蓋のようなものが・・・・
 
 「小さいときに、この蓋を開けては、ずっと飽きずにメーターを眺めていたそうな・・・・」
 
 そんな探究心の強い幼少時代だったそうです。

■クィーンエメラルダス号の設定について。

 OVAのクィーンエメラルダス号の設定についてですが、クィーンエメラルダス号っていうと飛行船じゃないですか。で、気球の下についている船にエメラルダスが乗っていると私はずっと思っていたんですが、実は、気球部分が本体として、メカの設定を書いたんだそうです。まだ見ていない人には、ぜひ現物を見ていただきたいのですが、メーターの配置が美しいです。

 そこで、司会の他人からのつっこみ。

 「どういうふうに依頼を受けるんですか?」

 「設定をもらうときは、このメカが何に使われるかも目的も説明がありません。自分でとにかく考えてメカの設定をする」のだそう。また、後方から描くのが多いのは、エンジンが好きだからだそうです。
 こんなところで、押井監督と共通点。「スカイ・クロラ」のインタビューか何かで、主人公が乗る飛行機の散香は後姿のほうがカッコいいので、後姿からのシーンが多いそうです。

■メーターのモデルは?

 時計コレクターでも有名な松本零士先生が「光速エスパー」を書き出したときに、持ってきたKing Diver 1000という時計が元になっているんだそうです。あのガラスの膨らみ、メーターの奥行きはまさにそのものですね。ちなみに、階層を深くしすぎて、何をさしているのかわかりにくくなったメーターもあるんだとか。


■この世界に入ったきっかけは?

 脱サラまでしてこの世界に入ったきっかけは、ある日会社にかかってきた一本の電話だったそうです。なんと、松本零士先生からじきじきに、銀河鉄道999の映画を作るから、メカ設定をやってくれと頼まれたんだそうです。まずはこの緻密さ、世界観は本当にすばらしいですよね。それに、所要時間がそんなにかかっていないんです。
 最初のうち、「みなさんが考えるほど、かかってないです」とおっしゃっていましたが、ファンの方が数名同じような質問をされて、ようやく教えていただけました。

 「線画が2,3時間で、色をつけるのもそのくらい。全部でだいたい5,6時間です」

 これだけ緻密なイラストを6時間でかくんですよ。たった6時間で・・・・。

■何を見て書くのか

 999だと模型を見て書くそうですが、模型でも年代によって省略されているところがあるそうです。近年は模型も精巧になってきているそうですが・・・・。でも、模型にない部分はやっぱり想像だそうです。


■銀河鉄道999の謎

(その1)

 ここで一枚の写真。SLと子供の対比図だったわけですが、SLの車輪から上は身長140cmの子供が入れるくらいの大きさでしかないらしいのです。ところが、999の漫画やアニメでは、想定170cm前後と思われるメーテルがそのまま入っているわけですね。これは苦労されたようです。入り口に段下げを作るとか。
 
(その2)
 
 「さよなら銀河鉄道999」では鉄郎が一所懸命に石炭をくべているシーンがありますが、実際には石炭を使っているとは考えられません。ですから煙もありえない。じゃあ、あの汽笛から出ている煙は何かというと、コンピュータの冷却水の排気ガスという設定なんだそうです。ちょうど煙突の下に冷却装置があるそうなんですね。
 
(その3)
 
 エンジンはどこかというと機関車の下部に大きな車輪がありますが、そこに機関部があるという設定で描いているそうです。(となると客車が自走で動いているのも納得できますね。客車の車輪の下にも機関部があるんでしょうね)

(その4)

 またレールの上を走っている原理は何かというと、超伝導だそうです。車輪は回っているけど、関係ないとか・・・・(笑)

 いろいろ「秘密」を教えてもらって、何やら得した気分でした。そして、質問タイム。印象に残った質問はこんな感じです。

■画材は何か?

 紙は普通の画用紙だったりすることもあるそうです。画用紙の上にあれだけ滲みなく描けているってことは、ほとんど消しゴムを使っていないんでしょうね。ペンは、Gペン。線の強弱がつけられるからだそうです。彩色は初期は手で彩色されていたそうですが、最近はコンピュータに取り込んで彩色するそうです。ただA1サイズだという機関車を集めたイラストは描くよりもコンピュータの処理時間が非常にかかるんだそうです。
 
 (・・・そりゃ、A1サイズだったら・・・)

■宇宙戦艦ヤマトのときに他何名かと設定を担当されているが、誰が何を担当するかはどうやって決めたのか。

 「宇宙戦艦ヤマトのときは文芸担当(「ヤマトよ永遠に」、「宇宙戦艦ヤマトⅢ」「宇宙戦艦ヤマト完結編」では横山和夫氏の名前があります)がいて、メカの割り振りをしていました。文芸担当というのはこれはどういうメカかという設定を伝える人でもあり、そういう意味では楽でした」

 (5月の池袋オレンジギャラリーで行われた個展では、宇宙戦艦ヤマト完結編の三階層になったカタパルトの設定資料がありました。そこには、なんとコスモタイガーが出撃する順番が書き込んでありました。このような細かい設定も文芸担当の方が考案されたんでしょうか・・・・。深まる謎でございます。)

■絵コンテを見る機会はあるのか?

 「ほとんどありません。だいたい、メカの設定がほぼできあがってから、見ることが多いです」とのこと。きっと絵コンテは出来上がったメカの設定を見ながら作られるのではないか・・・・と想像しています。
 
■もし設定をやりなおしたい作品があるとすれば、それはなんですか?

 「特装機兵ドルバック」。もっと洗練されたものにしたかったそうです。

■松本先生との仕事で他に印象的な思い出は。

 銀河鉄道999の映画の話があったとき、箱根で缶詰になって打ち合わせをしました。松本零士先生が話してくれた物語のあらましが非常に印象に残っているそうです。映画を見たときには、その松本先生から聞いた話とはかなり違って思えたとのことでした。

 「自分の世界をそのまま絵にするには、クリエイターは一人で完成させないといけない」

 ということを強く感じたそうです。あれだけ高い評価を受けた作品でも、そうだったんですね・・・。

 トークショーのあらましは以上になります。いろいろと興味深いお話を伺うことができて、ありがとうございます。進行、そのほかいろいろな対応をされたファンクラブの方々、お疲れ様でした。

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編集 / 2008.08.09 / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
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今、ここにいる自分、明日どこかにいる自分、そんな自分の合計が一生になっちまうんですねぇ~。














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