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映画:「宮廷画家ゴヤは見た」(2006)
カテゴリ: 08.試行錯誤 / テーマ: 映画感想 / ジャンル: 映画
■タイトル:「宮廷画家ゴヤは見た」(2006)
■公開日:2008年10月 4日
■鑑賞日:2008年10月 5日
■ジャンル:人間ドラマ/歴史もの
■お薦め度:★★★☆☆(3/5)
18世紀後半の歴史に興味がある人は必見

■関連リンク:
オフィシャルサイト(日本)
imdbサイト

■チラシ1
宮廷画家ゴヤは見た チラシ1表 宮廷画家語やは見た チラシ1裏









■監督:
Milos Forman(代表監督作品「アマデウス」)

■脚本:
Milos Forman (written by)

■原作:
Jean-Claude Carriere

■音楽:
Varhan Orchestrovich Bauer

■主演:

Javier Bardem ... Lorenzo
Natalie Portman ... Ines / Alicia
Stellan Skarsgard ... Francisco Goya
Randy Quaid ... King Carlos IV
Jose Luis Gomez ... Tomas Bilbatua
Michael Lonsdale ... Father Gregorio
Blanca Portillo ... Queen Maria Luisa
Mabel Rivera ... Maria Isabel Bilbatua
Unax Ugalde ... Angel Bilbatua
Fernando Tielve ... Alvaro Bilbatua
David Calder ... Monk 1
Frank Baker ... Monk 2
Ramon Langa ... Hooded Monk
Manuel de Blas ... Pyre Monk
Andres Lima ... Confiscating Monk
Emilio Linder ... Churchman 1
Jose Maria Sacristan ... Churchman 2 (as Jose Maria Sacristan)
Jack Taylor ... Chamberlain
Julian Wadham ... Joseph Bonaparte
Ben Temple ... Royal Messenger
Craig Stevenson ... Napoleon Bonaparte
Scott Cleverdon ... French General
Carlos Bardem ... French Colonel


(以降ネタばれあり)

■プロット:
18世紀のスペイン、ゴヤは宮廷画家として王侯や貴族と親交を持ち、名誉の絶頂にあった。だが、彼は民間に流布する教会を批判した版画にも手を染めていた。フランス革命が起こり、市民層が力を持ち始める時代に、教会は中世の異端者審問を強化することを決定する。その責任者となったのが、ロレンゾ神父だった。

今、ゴヤの元には2人のモデルがいる。1人は天使のような顔立ちの富裕階層の少女イネス。そして、もう1人は件のロレンゾ神父。イネスは外食に出た際に、豚肉を食べなかったので、「ユダヤ教徒」として、密告される。そして、そのまま拷問にかけられ、「ユダヤ教徒」であることを「告白」してしまうのだった。ゴヤとイネスの父親にイネスの釈放を依頼されたロレンゾは司教に相談するが、司教はイネスの父からの寄付金をとるだけとって、それ以降もイネスを拘束しつづけた。16年後、ナポレオンの軍隊が攻めてきて、ようやくイネスは解放される。だが、イネスは以前の美しい面影は消え、髪はほとんど抜け落ち、痩せこけ変わり果ててていた。

 彼女の家族はナポレオンの軍隊に全て殺されてしまっていた。イネスはしかたなく、ゴヤの元に身を寄せる。そして、牢獄の中でロレンゾ神父の子供を生んだことをゴヤに告白するのだった。


■私的見所:
1.テーマとか構成とか・・・・
 (1)作品にこめられた思い(テーマ)- 5点/5点
 (2)作品の世界観への案内方法(ガイダンス要因)- 5点/5点
 (3)作品の展開/キーワードの持ち方(トリック要因)- 4点/5点

2.表現とか・・・・
 (1)映像は1に合っているか- 4点/5点
 (2)脚本や演出は1に合っているか-  4点/5点
 (3)音楽は1に合っているか-  4点/5点 
 
 原題はGoya's Ghost。これは冒頭に出てくるロレンゾ神父の肖像画のことを指しています。神父を演じるのは第80回主演男優賞を獲得したJavier Bardem。人間的に弱く、時世に翻弄され、人を陥れる罪深い神父の姿をよく演じています。彼はイネスの父親の「審問」で、「自分はゴリラとオラウータンの子供です」などというふざけた文章にサインをさせられてしまいます。イネスを保護しようと奔走しますが、一方で彼女と牢獄で関係を持ってしまいます。その姿は人間の持つ「獣性」「業」そのもの。カソリックでは禁忌であり、許されないことですが、あっけなく堕ちていく神父の姿に共感してしまうのはBardemの魅力かも・・・・。もしかすると、監督は彼を起用することで、理性では計算できない実際の人間の姿とというのを監督は描きたかったかもしれません。

 正視できないのは、イネスの異端者審問。彼女は豚肉を食べなかっただけで、ユダヤ教徒だと決め付けられます。「証明する機会を与える」といわれ、一も二もなく承諾するイネスだったのですが、異端審問とは名ばかりで、彼女は来ているものを剥ぎ取られ拷問にかけられます。その姿を見る男の好色な視線。

 この映画に出てくる権力者たちは、まるでGoyaが描く鬼のように見えます。ロレンゾ神父ってのは、観客から見るとどうしようもない男なんですが、イネスにとっては安らぎをくれた恩人です。ラスト、自らの業の果てに彼は処刑されます。処刑場から運ばれるロレンゾ神父の遺骸に付き添うのは気がふれたイネスでした。その姿は、彼女がモデルとなったとされる教会の天井に描かれた天使さながらにして・・・・。
 動乱の中の人間の狂気、そして、このどうしようもない男にも平等に与えられる神の愛。映画の中にミロス・フォアマン監督のそんな愛を感じました。
 
 エンドクレジットでは、ゴヤの数々の名作が流れます。この映画を見た後、ロココ調に描かれた「アルバ侯爵夫人」といった王侯貴族を描いたロココ調の絵画と、「マドリード、1808年5月3日」に見られるような現実に起こっていることを描いた作品。私はロココ調の絵画のほうがゴヤの本領だと思っていたのですが、この映画を見て、「ロココ調に描かれた肖像画のほうが無理して描かれたものかもしれない・・・」そんないびつさを感じました。

歴史に興味がある人は是非、見るといろいろ勉強になる映画です。
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編集 / 2008.10.05 / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
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今、ここにいる自分、明日どこかにいる自分、そんな自分の合計が一生になっちまうんですねぇ~。














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