スポンサーサイト
カテゴリ: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
編集 / --.--.-- / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
映画:「愛を読む人 」(2008)
カテゴリ: 01.映画感想
■タイトル:「愛を読む人」(2008
■公開日:2009年 6月19日
■鑑賞日:2009年 6月20日,7月4日
■ジャンル:ドラマ
■お薦め度:★★★★★(5/5)
 ホロコースト生存者の「収容所では何も学べない」という言葉が重い。

■関連リンク:
オフィシャルサイト(日本)
IMDBサイト

■チラシ1
愛を読む人 チラシ表

■チラシ2
(後ほど公開)

■原作
愛を読む人愛を読む人
(1998/02)
パール アブラハム

商品詳細を見る




■監督:
Stephen Daldry
■脚本:
David Hare (screenplay)

■原作:
Bernhard Schlink (book)

■音楽:
Nico Muhly

■主演:
Ralph Fiennes ... Michael Berg
Jeanette Hain ... Brigitte
David Kross ... Young Michael Berg
Kate Winslet ... Hanna Schmitz
Susanne Lothar ... Carla Berg
Alissa Wilms ... Emily Berg
Florian Bartholomai ... Thomas Berg
Friederike Becht ... Angela Berg
Matthias Habich ... Peter Berg
Frieder Venus ... Doctor
Marie-Anne Fliegel ... Hanna's Neighbor
Hendrik Arnst ... Woodyard Worker
Rainer Sellien ... Teacher
Torsten Michaelis ... Sports Master
Moritz Grove ... Holger
Lena Olin ... Rose Mather / Ilana Mather
Alexandra Maria Lara ... Young Ilana Mather


■プロット:
 マイケルは下校途中、嘔吐感と熱に襲われる。そんな彼を見かねて、汚物を洗い家まで送ったのがハンナだった。数ヵ月後、すっかり癒えたマイケルはハンナの家を訪れるが、生まれて初めて見る「女」の気配に、ハンナを強く求めるようになる。しかし、あるとき家を訪ねると、ハンナの姿はなくなっていた。そして、数年後、マイケルはハンナの秘密を知る。

(以降ネタばれあり)

■私的見所:
1.テーマとか構成とか・・・・
 (1)作品にこめられた思い(テーマ)- 5点/5点
 (2)作品の世界観への案内方法(ガイダンス要因)- 5点/5点
 (3)作品の展開/キーワードの持ち方(トリック要因)- 4点/5点

2.表現とか・・・・
 (1)映像は1に合っているか- 4点/5点
 (2)脚本や演出は1に合っているか-  4点/5点
 (3)音楽は1に合っているか-  4点/5点 

 実は2回見ました。ハンナは死の更新で300人のユダヤ人を死なせた殺人罪として、無期懲役を言い渡されます。その裁判を傍聴していたのは21歳の若い青年マイケル。彼は15歳のときに偶然ハンナに出会い、愛し合っていました。彼女の精神の崇高さ、温かさを知っていました。彼の同僚は冷ややかに裁判を傍聴し、マイケルに言います。

 「彼女の頭を銃でぶち抜いてやりたい」

 マイケルはそれまで知らなかったアウシュビッツに出向き、収容所で実際にあった凄惨なできごとに思いを馳せます。鉄条網、何千足と積み上げられた古い布靴。いまだに死の匂いが漂っているのではないかと思われました。彼女がいたのはクラクフの収容所。後から後から、やってくるユダヤ人の場所を空けるために1人10人ずつ選んで死の収容所まで送らなければいけませんでした。
 
 マイケルの師、ブルーノ・ガンツ演じるロール教授はこういいます。

 「被告は当時の法律によって裁かれなければならない」
  
 彼女が殺したとされる300人は、実際には連合軍の砲火で焼死しています。そして、ハンナが文盲と知っていて、責任者として罪を1人に被せてしまった他の看守達。本当に裁くべきは、法廷を汚したこの人達だったでしょうに。文盲であるならば、報告書を書いたのも彼女ではありません。どうして、そのことを彼女が言わないのか。彼女の尊厳だったのか、それとも何か他の事情があったのか。
 
 ユダヤ人の娘、Ilana Matherが、ハンナが持っていたキリル文字の紅茶の缶について、「これはキリル文字が書かれていて、大きな意味を持っていたの」と言ったところ、そして、ドイツに彼女の身内が全くいなかったことから勝手に推測して、彼女はロシアからの亡命者だったんじゃないか・・・・なんて。イラーナが持っていた写真の中に右から二番目の女性がハンナでした。もしかすると、ユダヤ人だったのかも・・・。でも、原作を読んでいませんので、私の勝手な思い込みを笑ってやってください。

 文盲という「堰」を越えると、もっといろいろと不都合なところが出てくる人だったのかも・・・。でも、逃げて逃げて罪を背負わされてしまった彼女を誰が裁くことができるのでしょうか。

 「読むよりも聞くほうが好き」

 「もう終わりなのね」

 マイケルの朗読が終わるとき、ハンナは自分で命を絶ってしまいます。それはハンナのけじめだったのかもしれません。

 ケイトの演技はすばらしかったです。この雰囲気は最初に配役されていたニコール・キッドマンでは出せなかっただしょう。マイケルの嘔吐した汚物をすばやくバケツの水で洗い流す勢いのよさ。帰ってくるなり、玄関で靴についての土くれをこれでもか!というくらいにドカドカこすり付けて落とすところ、いつも飲んでいる牛乳の瓶を綺麗に洗うところ・・・・は愛すべききれい好きなドイツ人のおばさんといった感じですが、その実、官能的なんですよね。ベッドシーンでの彼女の腰にマイケルがキスするシーンが印象的。

 諍いの後、少年はバスタブにつかるハンナにこう聞きます。
 
 「Forgive me?」

 ここでは、しっかり頷くんです。
 
 「Do you love me?」

 ところが、ここではどう応えようか・・・と迷いながら、虚ろにうんと頷きます。この時点で、2人の別れを決心していたのかもしれません。

 ケイトは、ひとつひとつの表情の中にいろいろな感情を偲ばせながら、ハンナという女性を創り上げ、裁判では毅然と裁判官に自分の意見を述べる賢明な部分を見事に表現していてすばらしいと思います。彼女の役柄に対する洞察力の賜物でしょうね。

 20歳年上の女性と少年との関係は常識的に考えると過激かもしれませんが、性と朗読を通して二人が成長していくところを見ると、そういう愛もあるのかなぁなんて思います。テレビで放映されれば、また見ると思います。名画中の名画・・・だと思います。
スポンサーサイト
編集 / 2009.07.05 / コメント: - / トラックバック: - / PageTop↑
プロフィール

リトル★ダック

Author:リトル★ダック
今、ここにいる自分、明日どこかにいる自分、そんな自分の合計が一生になっちまうんですねぇ~。














仕事が楽しくなる名言集

presented by 地球の名言

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。