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Rep:「安彦良和講演会」@川崎市民ミュージアム(前編)
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 8月4日 等々力にある川崎市民ミュージアムで安彦良和氏の講演会が行われました。12時30分ごろに行くと整理番号はほぼ200番。
 
 「立ち見です」
 
 といわれましたが、そのアリーナはフリースペースなんで、何とか座れました(^^;。人数は250人ほどでしょうか。朝6時ごろから並び始め、整理券を配布した9時ごろには100人を超えていたそうです。ざっと会場を見回すと、20代後半から40代くらいの人が多かったように思います。



  午後1時30分、いよいよ安彦氏登場。写真で見るとおり、小柄な叔父さんという感じです。これがあの猛々しいガンダムのアニメーションを手がけてきたとは思えないほど「ふつうの人」でした。他称「特別ゲスト」は白泉社の安彦さんの編集のイイダ氏。お二人の対談という形で始まりました。
 
  今回、原画展の講演は昨年の八王子で行ったものから続いて2回目だそうで、2回も同じ話をするのが気持ち悪いということで、今回は別の話題をということでテーマは天才(または才能)
 
 なぜ、このテーマに至ったかというと、講演を初めて依頼されたのが、20数年前のガンダムブームの頃で築地朝日新聞の本社で2回に分けて行われたそうです。そのとき、氏は「ひねくれていて」アニメの話は全くせず、その頃買った「石川啄木」の話を延々としたそうです。
 
 石川啄木の自伝的「雲は天才である」という作品を例にとって啄木のことを話していただきました。啄木は20代で「俺は天才だ」と思いこんで作品を出すのですが、なかなか文章では食べていけず、しかも子供が出来て所帯を持つ羽目に陥り、親も引き受けて、借金で首が回らない生活の中で、成長し、ようやく認められた頃、1912(明治45年)、26歳、結核で亡くなりました。
 
 また、もう一人の天才として「おんな」で有名な彫刻家、荻原守衛(《をぎはら もりゑ》号は禄山)の話をあげておられました。荻原は当初、画家を目指し、1899(明治32年)上京し、小山正太郎の不同社で絵画を学んでいたそうですが、1903(明治36年)に渡仏しパリのアカデミー・ジュリアンに入学しジャン・ポール・ローランスに師事しますが、ロダンの彫刻の影響を受け、彫刻に自分の才能を見出し、「おんな」という代表作を製作したそうです。彼の作品は今、禄山美術館に収められているそうです。彼も1910年(明治43年)喀血し急逝したそうです。
 
 今、神戸芸術工科大学メディア表現学科教授に就任されたそうですが、今の20代の人を見て、ふと石川啄木のことを思い出すそうです。「俺は天才だ」という意気込みをとても感じるそうですが、
 
 「30代になったとき、彼らはどうなっているのだろう」
 
 という思いが尽きないそうです。
 
 「天才とは何か・・・才能とは何か・・・・」
 
 そういう問いかけを受けて、イイダ氏はこんなことをおっしゃっていました。
 
 「とにかく続けてほしいと思う。だが、世の中に出るには、運もある。例えば、執筆陣が急病になるとか、原稿が落ちたりして、チャンスがめぐってくることがある」
 
 しかし、これは安彦氏の求めていた答えではなかったようで・・・。
 「・・・天才という振りが悪かったかな。言い換えれば才能というものでしょうか」
 
 氏が言いたかった世の中に出る作品を出すための才能というのは「自分を知ること、他者を見ること」だそうです。他者の視線を持つこと、客観的に物事を見ることが必要ではないかということです。
 
 例にとれば、8月27日に発売されるユリイカは安彦良和氏の特集だそうですが、その対談でお話したイトウユウコ氏が氏のことを随分とりあげていたそうです。ここである漫画家の話が出たそうですが、ファンタジーという手法を使って、歴史を語っているそうですが、それがうまく描けているそうです。
 
 (ここの話はユリイカを買うともっとよくわかると思います。この箇所は人名など裏づけ調査ができておりません。すみません)
 
 いろいろとお話をされる中で、漫画家を目指す若者の「自分は天才だ」という強い思い込みが、彼らをつぶしが利かない崖っぷちに追い込んでいくのではと、安彦氏は懸念されているようでした。
 
 「自分の学科の生徒は圧倒的に漫画家志望が多い。私はそんな彼らにアニメーターになってみてはと薦めています。やはり、生計を立てるということ、アニメーションというの他人共同作業ですから、いろいろなことを学ぶことができます。でも、彼らには『何言ってんだ』という顔をされる(笑)」
 
 「いろいろなサブカルチャーの中でオタクという人種を生み出してしまった。その人たちは、どんどん自分の世界を狭めていると思うのです。この人達は、どうやって生活力をつけていくのだろうと心配になります」
 
 ーーーー
 
 講演の最中、あれだけすごい作品をてがけていらっしゃるのに、
 
 「自分は天才ではない。虫プロに入った当時、そういうことを言われたことがあったが、自分よりすごい人はたくさんいる」
 
 そんな風に謙虚におっしゃっていました。
安彦さんの講演会を聞いていると、こんな諺が思い浮かびます。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」

 本当にいいお話を聞かせていただきました。後編は参加者からの質問です。
 
 
(お二人が座っていた座席です)

 安彦良和さん講演会
 
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編集 / 2007.08.05 / コメント: 0 / トラックバック: 0 / PageTop↑
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